7月9日の土曜日も暑かったのですが、ヨガで20分、からだをほぐして、そのあと4つだけ
体幹のトレーニング、これで坐禅における「調身」をやり、次に「調息」。これは、1分
音読で参加者が好きに選んで、夏目漱石やらカフカ、新見南吉など名作を朗読します。
つっかえても、間違えても問題ありません。自分の読みたいように、自分のリズムで話す。
吐く息のリズムができることによる「調息」です。
読んでいる中に、冷たい水をごぼこぼ飲む、というのが出てきて休憩タイム。
ご参加の方が山の泉の名水で冷たい煎茶をご馳走くださいました。お菓子もたくさん
お持ちくださり、ひとしきり雑談。
この雑談というのが大事。それぞれが好きなことを話す。とりとめのない話題がいいのです。
コメントは不要なのです。吐き出し、掃き出し、なんか軽くなったみたい。
それでいいのです。ありがたい仏教の話を聞くよりいいかも。
仏教の坐禅は、得るのではなく捨てる、というものがあるな、と思うのですが、
酒は浮世の玉箒 というのがありますが、お酒など飲まなくとも、雑談で
散らかった気持ちを掃いていくことができます。
掃くというのは、無くすことではないのですよ、そこがポイントです。
もう、静坐しないでお茶だけ飲んでいましょうよ、と提案したら、やっぱり静坐しましょう、
と私以外のみんな。
ということで、30分静坐しました。
終わったあと、またお茶。お菓子もたくさんお持ちくださり、また少し雑談。
前回、参加できなかった方に「みかん集中法」のお話をして、あっという間にお昼。
おせっかいながら、無とか有とかのことが気になっているのかな?という方の参考に
『茶道の哲学』という久松真一さんの本をお貸ししました。
この中の「茶道における人間形成」に書いてある 無相の相、というのを
読んで、吟味していただきたくて。
次回は、二週間後の7月16日。あっという間に来ますので、メタ認知についてをやろうか、
と思いましたが、当面これまでのメニューを継続することにします。
女性の方が多い会ですが、男性の参加も増えるといいなぁ。